さて前回の続きです。
おはよーございます。
ワキタです(^^)
そもそも何でFフォークのオーバーホールするの?
ってとこですが、前回でもご紹介した画像のように劣化したフォークオイルの交換が主です。
そこで
オイル交換でわざわざ全バラ?
ややこしない?
と、思いますよね。
僕も昔はオイル換えるぐらいやったらバラさんでええんちゃうん?
と思ってましたが、内部構造を理解すると、それはありえないと腹落ちしました。
シンプルな構成部品となる正立フォークでも内部洗浄を考慮するとオーバーホールが必要です。
Fフォークのダンピングは、フォーク内にて設置されている油路の形状、サイズにてその作動性が決まります。
注射器に例えると解りやすいです。
注射器も液体を溜める外側と、上下動により液体の入出力を担う内側のピストンに分かれます。
注射器で液体を流出する時、その穴が小さければ力が必要なので、ピストンのスピードは落ちます。
穴が大きければその逆で、楽に押せてピストンスピードは上がります。
液体を吸い上げる時も同じく穴の口径により、その速度が変わります。
フルアジャスタブル・フォークは外側から調整出来るアジャスターを介して、シリンダーピストン内部の油路のサイズを変え、その油量を規制しています。
これにより数段階のストロークスピードの調整が可能となります。
やっぱ考えたヒト偉い(・ω・)
そして油路と油量の関係性を考えると、オイルの重要性も理解しやすいかと。
粘りっ気の落ちた古いオイルは、油路と油量で設計された本来の性能を妨げます。
オイルの入った注射器を押す力が本来の作動性とすると、その中身だけを水に変えた場合の作動性はどうでしょう?
軽く押せますよね。
劣化後のオイルはそのような低粘度になる訳ですからフォークの作動性への影響大です。
逆も然りで、低粘度設計のフォークオイルが劣化してネットリなんてのもあります。
何れにせよ、狙った性能がオイルの劣化により大きく妨げられます。
という訳で
やっぱオイル換えた方が良いですねっ
あ
ヤバい
またやり過ぎてしまいました(°▽°)
テネレの整備レポはまたまた次回へ。
なんじゃそら(・ω・)
本日もたくさんのご来店お待ちしておりまーす♪
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