おはようございます。


ワキタです。


今朝は涼しいっすね。


いよいよ7月。


我等がヤマハ発動機にとっての7月1日は創業記念日。


本年65周年ということらしいです。


そんな訳で今日は少しノスタルジックにという訳では無いんですが、ふと思ったことを。


やっぱりT7って何年かに一度、ヤマハが繰り出す奇襲のようなリリースだと思うんですよね。


前回は何かな?


NIKENではないんですよ。


NIKENはちょっと新し過ぎるんですよね、色々と。


奇襲と言えなくも無いんですけどねww


元からあるモデルや技術へさらに新しい技術、新しい切り口、新しい解釈を加えてそれまでを一掃するような。


目指す世界観と造りたいバイクがあって、自由と規正、希望とコストに折り合いをつけた純度の高い超趣味材。


造り手の技術以上に思いが先行するような


突き抜けた結果のブルーオーシャン。


そんなバイクを辛抱出来ずに稀に出してしまうヤマハ発動機なんですが、僕はその狂気にとっても惹かれます。


量産メーカーが数売れない製品をわざわざ作るところにめちゃめちゃ共振します。


T7が数売れない程で話し進めてますけどコレ怒られますかね?(笑)


まいいや。


たくさんのユーザーが乗れる、乗り手に寄り添う夢のあるバイクももちろん大切ですが、ちょっと無理して手に入れる、楽しむためには一定の覚悟が必要な、高嶺のバイクに夢を見たいんですよね僕。


T7はまさにそれ。


ホントにそれ。


理想に寄せた結果、半数のユーザーを遠ざけたあのサイズ。


非常に効率の悪い戦い方です。


発表当時からの世界観はほぼそのままに、何年もかけてリリースしたオールニューモデルにもかかわらず。


あの顔面に覚悟と夢が詰まってます。


僕は2006年のYZFR6にも全く同じエモーションを感じました。


モデルとしては対極となるモデルですが、お互いに僕の好きなYAMAHAが詰まってます。


何より見た目と心意気。


それが粋ですし、カッコイイとなります。


バイクの良し悪しをそんな雑な基準で見てんなよって話もありますが、ヤマハ屋さんに籍を置く以上は実装しといて損はない価値観だと思ってます。


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ヤマハ発動機65周年の本年に圧倒的にヤマハらしいTENERE700がリリースされたのは嬉しいすね。


偶然か?必然か?


何年経ってもその心意気でモノ創って欲しいです。


最後にひとつ。


掘り当てたブルーオーシャンを全てかっさらった記念碑的なモデルとしてTMAXが挙げられます。


TMAXはヤマハのチャレンジとセールスが結び付いた稀有なモデルとして、ヤマハ65周年にあたって開発者の方々にご褒美あげても良いと思います。


でわ


そろそろ出勤です、


本日もたくさんのご来店お待ちしております。